気がつけば1ヶ月.始まりは1ヶ月すら考えつかず,思いも至らず,ただただ1日1日を過ごしていた.気がつけば1ヶ月.果たしてこの1月でどれだけ成長しただろうか.少しは前に進めただろうか.気がつけば1ヶ月.次に気がつく時は2ヶ月かもしれない.3ヶ月かもしれない.
環境が変わって1ヶ月.私はこの環境に慣れつつある.次に気づくとき,もう一歩,二歩,先に進んでいるだろうか.未来は私には見えない.
続きは神姫の与太話.
なんだろうか.告白か何かかな.
距離?何と何の?
「半ば捨てられていた私を拾ってくれた上に,今日まで大切にしてくれた.いや,これからも…きっとそうなんだろうな」
唐突だね.一体どうしたの.何か…怖いことでも?ああ,怖い夢でも見たのかな.
「君はいつもそうやって….でも,そういうところが…好きなんだよ」
「だけど…いや,だからこそ…私はしばらくマスターから離れたいと思うんだ」
…そうか.なくなってみて初めて分かるものだからね…大切なモノっていうのは.でも,それは今じゃないとダメなのか?
意志は堅いか….なら,何も言うまい.好きにすればいい.
でも,ひとつだけ約束がほしい.
必ず帰ってくること.何かを見つけること.いいね?
じゃ,いってらっしゃい.おみやげ,期待してるよ.
「ああ…その…マスター.これが最後になることも無いと思うけど…ひとつだけ言わせてほしい」
ははは,それじゃあ,1つじゃなくて2つだよ.まぁ,気をつけるよ.
「そしてしばらくしてbisさんに逢えないマスターがbisさんを追いかけて感動の再会してそれからそれから…きゃーッ!」
「やはり,マリーとかに聞いたほうがいいんじゃないか?あいつはあれで情報通だからな…話したくないが」
「あれ,みんなこんなとこにいたのか.マスターが探してたよ?」