ついに名前はまだない

名前が決まらないまま8年が経とうと……あれ10年目入ってない?

今日は節分

 「福は内〜,鬼は外〜」



 「福は内,鬼は外ー」



 ふむ,今日は節分か.ということで,豆まきというものが行われる日だ.あとは恵方巻きを食べて無病息災を願う伝統行事だね.
 そんな感じで,うちの子たちも豆まきというわけだが….

 「痛い痛い!なんで私が鬼役なんだ!!」



 「マスターはやらないんですか?豆まき」



 うーん,家が散らかるからね.豆と恵方巻きは食べたけど,まくのはちょっとね.

 「…こんなに楽しいのにもったいない」



 「痛っ!サファイア,全力で投げるな!」



 「私も全力で行くですぅ!」



 「さすがにまずいんじゃ…」



 君たち!いくらなんでも酷いだろう.鬼がかわいそうじゃないか!

 「そうだぞ,鬼役は大変なんだから…(マスターが止めてくれた…!)」



 鬼の中にだっていい鬼がいるかもしれないじゃないか!なにより,この寒い時に外に追い出すなんて,本当の鬼は我々か!?

 (えぇ…そっちなのか…)



 「ま,まぁ確かにそうかも…」



 「でもでも,鬼は悪いことをするから鬼じゃないんですか?」



 「…白子2さん,それはおかしい」



 (全力で豆を投げつけてきた奴のセリフかー?!)



 鬼って色々あるんだよ.神に近い存在としても,悪魔のような存在としてもさ.単純に力のあるものというイメージだってある.そんな鬼をまとめて悪いものと扱うのは感心しない.中にはいい鬼だってきっといるはず.人間と同じさ.悪い人がいればいい人もいる…みたいにね.
 それに,人だって「鬼の形相」だとか言うでしょう.人だって恨みつらみで「鬼」になるさ.

 「そうですね….なんだか鬼さんがかわいそうになってきました」



 「う〜ん,なんだかもやもやする〜」



 「ちょうどいい頃合いだし,掃除しよー」



 「じゃあ,私は向こうを片付けるよ」



 節分時には特に子供がいる家庭なんかは鬼役みたいのを用意するけど,鬼役は大変だなぁ.子供はそういうのわかってないこともあるし…でも,楽しいだろうね.私もそういうことをしてみたいかもしれない.で,そういう時には鬼役の人には終わったあとに「お疲れ様」と言ってあげるのさ.

 「ま,マスター…」



 という感じで最近何を書いてるのかよくわからないけど,おしまい.数年前から豆まきしなくなったなーとか.やっぱり部屋が散らかるってのが大きいのかな.でも,子供がいたらきっとやるよ〜.意外と楽しいんだよね,豆をまくってさ.小さいころの記憶しかないけど,どれも楽しかった思い出…だったよね….


 明日から本格的に忙しくなって,肉体的精神的に追い込まれていくかもしれない.けれども,決してくじけない.負けない.折れない.いつものように楽観的にうまく流れていくだけかな.「成るように成る.成すように成る」だね.

 「マスターも片づけ手伝って〜」



 やれやれ….