ついに名前はまだない

名前が決まらないまま8年が経とうと……あれ10年目入ってない?

変わらないこと,変わること

 私にはどちらがいいことなのか分からない.そもそも,どちらかがいいということは無い気がする.
 なんというか,上手くは書けないが,変わらないことよりも変わるべきでないこと.変わることよりも変えること.のほうが大切な気がする.

 そう書いて,私はどうだろうと自問してみる.



 ああ,私はどちらでもない.変わろうともせず,変わってしまうことを恐れている.だが,待って欲しい.私は何を変えるべきなのだろうか.そして,変わった時,私は変わったことに気づけるだろうか.


 私はよく,「お前は変わらないな」と言われる.そういう時,なんとも言えない複雑な気分になる.何年たっても変わってないというのは,人間味とかそういう部分では嬉しい事かもしれないが,成長してないっていうことでもある.
 個人的には変わらないことはいいことだと思っているが,やはり変わったと言われたい気もする.しかし,変わらないことの何がいいのだろうか.

 昔と変わらないというのは,実は過去に生きていると言われているのだろうか.過去の,過ぎ去っていった思い出にしがみついている?そういうことではないのだろう.
 では変わらないことの何がいいのだろうか.私は変わってないが,相手は変わったのだろうか.変わった上で,自分は変わったのにこいつは変わらないな.という思いがあるのだろうか.いや,もちろん相手の考えていることだから推測しかできないが.


 もしかしたら変わらないっていうのは内面じゃなくて外見のことだろうか.それだとなおさらおかしいか.ではやはり外見ではなく内面なのだろうか.
 正直なことを書くと私は自己分析というものがすこぶる苦手だ.自分のことを何もわかってない.考えてもよくわからないのだ.自分が他人のことを好きなのか,そもそも好きという感情すらよくわからないレベルだから.というか,もしかしたら私は変わってないと言うよりも,変わりたくないという部分が大きいのかもしれない.
 というのも,冷静になって考えてみると,結構子供っぽいことをしてる自分がいることに気づく.そういうことをしている時に自分でもそう思っているのだから間違い無いだろう.
 そうだ.子供っぽい心を捨てたくないというのは本心だ.それはアイディアになるから.馬鹿げたアイディアばかりかもしれないが,子供の時に想像した未来とか夢の道具たち.そういうアイディアがこれからも必要な気がする.


 とまぁなんか書いてみたが…結局のところ変わり続けてるんじゃないかという感覚もある.お互いに変わり続けるから,相対的に見て変わってないかもしれない.人に変わらないと言われるが,言った相手を見た時に変わってないなと私も思っているから.…まぁ,全員がそうじゃないけど.





 という感じで,なんかよくわからない文章を書いてみた.たまに思考をこうして文章化してみると面白い.変なところもたくさんあって,まだまだだなと思う.
 私は元は感情的な人間でそれが嫌で理論的な考え方を身につけようとしてきた人間だ.まだまだ理論的に物事を考えるということができないらしい.

 …ああ,これが自己分析か.なんだ,意外と簡単なんだね.