ついに名前はまだない

名前が決まらないまま8年が経とうと……あれ10年目入ってない?

ちょっと考えてみて欲しい

 我々は今,一昔前では到底考えられない代物を何の違和感もなく使っている.それは何か.

 それは時に遠くの人との会話をどこでも可能にする道具.
 それは時に遠くの人へ手紙を瞬時に送る道具.
 それは時にお気に入りの音楽を聴くための道具.
 それは時に暇な時間を潰すゲームが出来る道具.
 それは時に世界中の人とつながることができる道具.
 
 考えて欲しい.こんなモノがあることの凄さを.こんなもの…それはスマートフォンと呼ばれる道具.

 違和感を感じないだろうか?ほんの十数年前には電話とメールをするのがやっとだったこの電子デバイスが,気がつけばパソコンと化している.通信速度だっておかしい.携帯電話が生まれた当初はネットワークに接続するなんて考えられなかった.まぁ,その時にはLANだってまともになかった時代だから仕方ないが….
 とにかく,その後,簡単なHTMLなら見れるようになったが,それでも速度はそれほど速くなかったように思う.しょせんは無線だ.そんな感じだったのを覚えている.その時は56kbps?くらいで速いとか速くないとか言ってた気がする.
 それが今はどうだろうか.ついこの間までは貧弱なADSLレベルの通信速度で「ここまで速くなったか…」なんて思っていたら今ではADSLレベルは当たり前,ちょっと前の光回線に匹敵する速度になりつつある.これも科学技術の進歩がなせる業なのだが,この急速な発展に違和感を感じてしまうのは私だけだろうか.

 この異常なまでの個々の端末のネットワーク化とその役割の増大に私は危機感を感じている.確かに便利になった部分も多い.というか,不便になった部分はほとんどない.時々,公衆電話が恋しくなるが,それはどうでもいい.便利になった反面,私のような若者はいいが,こういった機械について知識のない年配者はどうか.行政なども無駄に電子化を推し進めているように感じるが(もちろんそれで便利になるなら文句はない),その結果何かを犠牲にしていないか.情報をすべてデジタル化することが本当にいいのか.私はその点について疑問を感じ始めている.

 異常といえばパソコンだって異常だ.一昔前はとんでもなく高価で何に使うのかわからないようなものだったパソコンも,今では誰でも―もちろん収入がなければ無理だが―簡単に手に入れることができる.そして,それがなければできないことも多くなった.しかも,手に入るパソコンは,その当時には考えられないようなスペックのものが,である.このパソコンだって日々進化している.すでにとんでもないレベルまで進化したのにもかかわらず.確か,これに関して誰かが提唱していた気がする.18ヶ月で2倍?のペースで進化してるとかなんとか.トランジスタの数だったか…?ムーアの法則だったかな….まぁともかく,進化のペースがおかしいのではないかという思いがある.


 だからといって,パソコンを使わないだとかスマートフォンは使わないだとか,そういったことを言うつもりはないし,勧めるつもりもない.ただ,少し違和感を感じて欲しいとは思う.そして,これから先,一体これらの機器はどう進化していくのか.あるいは,どこまで進化するのか.そして,社会や人々の生活にどのような影響を与えるのか.そういったことに思いを馳せて欲しいと思う.これ以上,どうなるかは私には分からないし語るつもりもない.でも,これらの進化が必ずしも人々を幸せにするとは思えない.





 …最後の最後で何を書こうとしてたか忘れてしまった.しかも,思い出せない.まぁ,きっとこういう時に思い出させてくれるようなパソコン…あるいは忘れないようになるパソコンなんかが出来るのだろう.どちらかというとソフトな気もするが,まぁ気にしない.

 とりあえず,今日はこんなとこ.明日早いのに何やってんのかな…私は.こんな与太話…割とどうでもいいなぁ.