ついに名前はまだない

名前が決まらないまま8年が経とうと……あれ10年目入ってない?

少し反省している

 だが,後悔はしてない!(キリッ

 昨日はなんだか自分の思ったことを神姫に言わせるだけのつもりが,だんだん想像が膨らんでよく分からない方向へ進んでしまった.しかし,まぁいいかなと思ってる.

 で,見直していて思ったのは,最後に結局やらない流れを入れてしまうと,本格的にやらなくなってしまうという現象が発生してしまうのではないか,と.実際になんというか,「ま,結局やらなくていんじゃね?」みたいな甘えが生まれてしまう.これはイカン.

 「強制によって生まれる創作物は果たして創作物と言えるの?」



 え….そ,それは…確かにそのとおりかもしれない.創作物というのは元来,人の自由な発想から生まれたものを言うのではないのか.だとすれば…「やらなければならない」という使命感に駆られて何かを作っても,それは果たして私の自由意志から生み出された産物なのか….
 ならば…私はどうすればいい!教えてくれ!

 「やりたいと思ったときにやる.それが自由意志に基づいた創作じゃん」



 そうか,私は間違っていたのか…?「これをやりたいなー.でも今はできないな」という時点で何かに強制されている?「今」の状況に?
 だが,確かにそういう要素はあるかもしれない.他のことに取られる時間が多く,忘れがちになっていたのかもしれない.これは義務でも使命でもなく趣味なんだから,出来るときにやればいいんだよね….

 …あれ?なんだかよくわからなくなってきたぞ….ともかく,出来ることからやるべきだ.…というのもまずいのか?こ,これでは身動きが取れないぞ!

 「バッカじゃない?そもそも最初っからアンタは自分の意志で動いてなかったじゃん.アタシ達がいるから―とかなんとか言ってさ!」


 そ,そうか.私はなんという過ちを….初めから私は自由ではなかった.何かに強制されていたのか.「〇〇をやりたい」という思考の根底には,「〇〇のために」があった.つまり,「〇〇のために」という無意識の部分に行動を決められていた?
 だが,それでは何もかもが強制ではないのか?そもそもこれは「強制」なのか?

 「選択肢を得られなくなった時点でそれには何らかの意思が働いているじゃん.だから,その意思に突き動かされて「〇〇やりたい」なんて口にしちゃってるのよ.それが自分の無意識による強制だとも知らずにね」


 待ってくれ,では,自分の無意識というのは自分の意志とは違うのか.それは自由意志ではなく,統制意志だと?しかし,それでは無意識を意識しろと言ってるようなものじゃないか.そんなことできっこない.

 「…何してるの?」



 いや,なんというか,段々分からなくなってきたので終了.頭おかしくなってきたよ.

 「初めからじゃん」



 とりあえず,分かったのは素直になれってことかな.「〇〇やりたいなー」とか言ってる暇があったら,やっちまえと….

 「よし,じゃあマスター,さっさとbis姉とくろつーの戦闘シーンを撮っちゃうじゃん!」



 「いつも何かと理由をつけて拒否するよね.…それなしね」



 分かった.今日は遅いから…というのもダメか.うーん,明日から本気出す…は死亡フラグだし…今までそうだったから間違いない.となると…











 …そこまで言うならやりましょう!やってやろうじゃない!

 うおー,私はやるぞー!

 「そういって結局…」



 「待って,サファイア.それ,今後禁止だから.文章って不思議なもので,書くとその気になっちゃうものじゃん.知ってる?」



 「…知らない(ラズ,どうしたんだろ)」



 「目標を紙に書くというのがあるじゃん.あれは目標を明確にしたり,強い意志を持ったり,常に念頭に置いておくためだったりするじゃん」


 「う,うん.…それで?」



 「ああいうのと同じ効果がアイツに発生してるって考えられるじゃん」



 「はぁ…(ラズ,本当にどうしちゃったの?)」



 「つまり,ここにそういうことを書きこませる自体,後回しにすることを増長させているってことじゃん!!」



 「…そ,そうだね…気をつけるよ」



 「……」



 「あ,あれ,どうしたの?ラズ(突然黙っちゃった…)」



 「アタシ,今何か言ってた?」



 「え?」



 「…なんか調子悪いから休むじゃん」



 「うん,お大事に…(行っちゃった…というか,何が起きてるの?!)」